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『夢でフラれてはじまる百合』 レビュー|両片思いなのに進まない、幼馴染のじれ甘百合ラブコメ

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夢の中でフラれた幼馴染を、目が覚めたら女の子として意識していた。
月詩(つくし)×陽花(ひのか)──両片想いの王道ガールズラブ。

タイトルがそのまま1話の始まりになっているこの作品、
その潔さだけでちょっと笑えます。

夢の中でフラれたことをきっかけに、
ずっと隣にいた相手への気持ちに気づいてしまう。
それだけでもう十分にお腹いっぱいなのに、
実はもう片方はとっくに気持ちを自覚済みという、
こちらの心臓を焦らしにかかってくる
悶絶必至の百合ラブコメです。

甘い。切ない。じれったい。初々しい。可愛い。尊い。
百合で読みたい感情がほぼ全部そろった、
幼馴染ガールズラブの傑作です。

「夢でフラレてはじまる百合 1巻」の表紙書影
目次

『夢でフラれてはじまる百合』とは?

作品概要

  • タイトル:夢でフラれてはじまる百合
  • 著者:ヒジキ
  • 出版社:竹書房(バンブーコミックス)
  • 巻数:既刊4巻(連載中)
  • 発売日:1巻:2022年12月15日/2巻:2023年9月14日/3巻:2024年5月16日/4巻:2026年6月26日

あらすじ(ネタバレなし)

ご近所同士で、幼い頃からずっと一緒に育ってきた
月詩(つくし)と陽花(ひのか)。

ある日、月詩は陽花に告白してフラれる夢を見てしまいます。
目が覚めても夢の感覚は消えず、今まで意識したこともなかった陽花を、
一人の女の子として見てしまうように。

一方の陽花は、そんな月詩への想いをずっと胸に秘めていて──。

お互い好きなのに、お互いがそのことに気づかない。
甘くてもどかしい両片想いが、とびきり可愛く描かれる王道百合作品です。

幼馴染百合らしい距離感や、両片思いならではのじれったさを存分に楽しめます。

こんな方におすすめ
  • 幼馴染百合が好き
  • 両片想いのじれったさが大好物
  • 甘い恋愛を安心して楽しみたい
  • 恋する少女の表情や、キレイで可愛い作画をじっくり堪能したい人

\ 恋を自覚する瞬間を、ぜひ試し読みで。 

作品の魅力を深掘り|百合の「かわいい」が全部詰まった王道ラブコメ

元は「お顔の良い女同士の百合」に定評のあるヒジキ先生の
Twitter(現X)投稿漫画として話題になり、
あまりの尊さに「何これ…」とざわついた作品が
連載化・単行本化されたのがこの一作。

みどころ①|自覚した瞬間に世界が変わる!甘くて初々しすぎる!

月詩は自分でも「ベタベタするキャラじゃない」と思っているくらいで、
幼馴染とはいえがっつりスキンシップするタイプではありませんでした。

それなのに──夢でフラれ、陽花への気持ちを自覚した途端に、世界が一変します。

「陽花に触りたくてたまらなくなってしまう」
「それまでは何とも思わなかった仕草に、心臓が跳ねてしまう」
「いつもの距離が、急に近く感じてしまう」


この変化が、思春期らしくてたまらない。
自分自身の衝動に戸惑ってる感じが伝わってくるし、大変初々しくてよいです。
読んでいるこちらがニヤけてしまいます。

そんな月詩に対して、陽花も積極的にアプローチしはじめるのですが………

ゆりねこ

この2人のやり取りは、微笑ましくもつっこみどころが多すぎて、
ずっとニヤけながら読んでました。
細かくはネタバレになっちゃうので是非本編で!

みどころ②|バレバレなのに、進まない両片思い。だが、それがいい。

月詩は陽花の気持ちに気づかない。
陽花は月詩に気持ちを伝えられない。

ふたりはひたすらすれ違い、読者はひたすらもどかしい。

でも——近しい人たちにはバレバレで。
同級生の紗羅と結はとっくに察しているし、
もちろん読者だってわかっている。

「早く付き合え!」と悶絶しつつも、
「いや、でもこの美味しいじれったい時間をずっと見ていたい……!」と
矛盾した感情に引き裂かれます(笑)。

深刻なすれ違いや重たい展開はなく、空気は終始ふんわり甘い。
それでいて「あと一歩」がなかなか縮まらないからこそ、もどかしさもしっかり味わえます。
ストレスフリーのこのバランスが絶妙で、
気づいたらページをめくる手が止まりません。
とりあえず、一緒に見守りましょう。

みどころ③|「目は口ほどに物を言う」恋する女の子の表情が素晴らしすぎる

キャラクターの魅力もさることながら、
この作品、表情がとにかくいい。

月詩は表情豊かで明るい陽キャの「恋する目」を、
陽花はクールで大人っぽい少女の「恋する目」を、
ちゃんと描き分けている。

特に陽花は「目は口ほどに物を言う」を体現していて、

照れ、戸惑い、うれしい、楽しい、好き、物足りない、嫉妬——

口にする言葉以上に、奥にある感情がめっちゃ表情に出てしまっています。
ここまで”目だけで恋心を語れる”ヒロインも、なかなかいないのではないでしょうか。

秘めた熱をたっぷり乗せた視線を一コマ見せられるだけで、語彙力が吹き飛びます。

ゆりねこ

陽花ちゃんの表情で、胸が「ぎゅーっ」てなったり
「きゅーっ」てなったり忙しないです。(語彙力〜)
恋の熱のある表情最高!!

管理人のひとりごと

ちょっとここで、個人的にときめいた考察まがいをひとつ。
この二人、名前まで最高に可愛くないですか?

あくまで私の勝手な連想ですが、群咲 陽花という名前を見たとき、真っ先に紫陽花を思い浮かべました。
(群咲=むらさき+陽花=紫陽花?)という連想です。
紫陽花の花言葉を思うと、陽花が胸の奥に想いを秘め続けていた姿とも重なって、ちひとりでニヤッとしてしまいます。

一方で、杉山 月詩(つくし)は、山に自生する「つくし」のような素朴さと力強さを感じる名前。
公式では「どこにでもいる女子高生」と紹介されていますが…
月詩って名前まで含めて、結構個性的ですよね(笑)

皆さんはどう思います?

それに幕間の落書きコマ(?)で、ふたりのメッセージアプリのアイコンが
それぞれ「紫陽花」と「つくし」になっているの最高に可愛くないですか?

最後に|思わず見守りたくなる、王道幼馴染百合

幼馴染、両片想い、恋の自覚、じれったい距離感。魅力的なサブカップル。
その愛らしさを引き立てる魅力的なキャラクターと、綺麗で可愛い作画。
大変魅力的な要素が詰め込まています。

これから百合を読み始める人にも、王道百合が好きな人にも、
自信を持っておすすめしたい一作です。

ゆりねこ

あなたも私と一緒に、ふたりの恋を見守る「じれ友(じれったい恋を見守り隊の友)」になりましょう〜!

じれったくて愛おしい恋の行方を、ぜひ最後まで見届けてください。

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この記事を書いた人

3度の飯より百合が好き。
とりあえず百合と愛猫がいれば生きていけそう。

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